若い世代の夢を実現したり、挑戦する気持ちに応えるプロジェクトを支援したり、またグループ社員の働く環境をよりよいものに改善するなど、アクログループはさまざま支援活動を行っています。スポーツ・文化・ビジネス・健康・生活・職場環境など、ジャンルはますます拡大中。事業を通じてどこまでも社会に貢献し、企業の持続的な成長、企業価値向上を追求しています。
新型コロナウイルスの感染症拡大の影響を受けた業界の1つが映画産業。今や映画鑑賞は、映画館での上映からインターネットでの配信まで、多様な広がりを見せています。アクログループの株式会社Sunbornは、ファンドによる映画制作の資金調達、合理的な制作の仕組みの追求、映画館支援を目的とした新しいオンライン鑑賞スタイルの構築など、映画産業のあらゆる課題に向き合いながら、新たな仕組みづくりに挑戦しています。2022年1月20日には、日本初のクラウドファンディング・プラットフォームが運営に携わった映画館『シモキタ-エキマエ-シネマ K2』を起ち上げました。 活動の母体となっているのが、Sunbornを含めIT会社5社が出資し、共同で運営する有限責任事業組合Inclineです。「新しい価値を社会に実装する」をコンセプトに、映画のみならず、多くのアーティストとの共同プロジェクトを行っています。アートやコミュニケーションデザイン、そしてエンジニアリングとのコラボレーションにより、長期的な利益を創出する仕組みづくりやクリエイティブの可能性を追求しています。
『Tornado』は、1人から参加できるオンライン型企画・開発コンテスト(ハッカソン)です。同年代の学⽣たち6人がひとつのチームとなり、それぞれの役割の中で同じ課題に挑み、プロダクトの完成を目指して協力し合います。全10チームが1か月間の活動期間を経てプレゼンテーション。最も優れたプロダクトを完成させたチームが表彰されます。
アクログループの株式会社HumanRockは、この『Tornado』を起ち上げ、2021年の第1回開催から運営をサポートしています。
Tornadoの特徴は企業が参加すること。1チームあたり1社、サポーター企業として学生のメンタリングサポートを行います。作業協力はNGですが、活動を通じて学生たちのアイデアや行動力に触れる機会を得られます。
HumanRockは企業の採用活動をトータルにサポートする事業を展開しています。充実した教育システムと技術研修、ビジネス研修を通じた「新人育成」が強みです。『Tornado』の企画・運営により、学生と企業がふれ合う機会を提供し、ビジネスやプロダクト開発の活性化や就職・採用活動支援につなげています。
テニスとスカッシュを合わせたようなラケット競技が『パデル』です。四方を強化ガラスと金網で覆われたコート(テニスコートの半分程度)の中で、2人組で対戦します。壁面のバウンドを活用したダイナミックながらも戦略的な頭脳プレーが魅力的なニュースポーツです。
株式会社アクロホールディングスは、日本パデル協会と2022年度パデル日本代表のプラチナパートナーとして契約を締結しました。また、日本パデル協会の公式ITパートナーへの就任が決定し、JPA会員やパデル事業におけるITシステムの導入やHP制作などの支援活動を行っています。
現在、日本におけるバデルの競技人口は25,000人、選手登録者数は800名ほど。当社グループは、『パデル』という新しいスポーツで、アジアそして世界に挑む若い日本代表の選手の皆様と夢を共有し、パデルの普及促進・価値向上に向けて支援しいきたいと考えています。
『U-16プログラミングコンテスト』は、プログラミングを通して子供たちに夢や目標になる場所を提供したいという思いから、2011年に旭川で初開催されました、その思いは、北海道はもちろん日本全国に伝わり、各地でコンテストが開催されています。北海道函館市に本社を置き、システムコンサル、開発などITサービスを提供する株式会社アクロクレインは、事業の一環として『U-16プログラミングコンテスト』の函館大会を誘致し、企画運営を行っています。
2022年10月23日には第4回 函館大会が実施され、音楽や映像・電子工作からゲームまで数々のコンピューターを使った作品が発表されました。なお、事前の9月18日には「U-16プロコン対策講座
(DIGITAL
CAMP)」を開催し、競技部門で使う「CHaser(チェイサー)」講座やプログラミング言語Pythonの講習を実施しています。
アクロクレインでは、「子どもたちの未来を作る」という志のもと、高校生や大学生、地元企業の方々にもスタッフとして参加し、幅広い学びの場、地域貢献となることを目指していきます。
宮崎県は企業誘致策や移住支援策によってIT企業の進出が活発化していますが、新卒採用を行う県内IT企業も、県内のITエンジニア数も決して多い状況ではありません。アクログループのグローバルテクノロジー宮崎株式会社は、宮崎県における「ITエンジニア・デジタル人材の育成」と「就職支援」に取り組んでいます。
「ITエンジニア・デジタル人材の育成」は、IT企業でCTO等の活躍をされている講師を招き、宮崎県内の専門学校の学生に向けてIT業界やIT企業への就職への興味やプログラミングへの楽しさを実感してもらうことをコンセプトに、半年間のカリキュラムで授業を行う活動です。ITエンジニアとして知っておくべき知識や実務で役立つ技術情報など、「プログラミングが好きになる」エンジニアを養成しています。さらに、卒業後の進路についても、30社超のアクログループ企業を始め、有力IT企業へのインターンや就職支援を行っています。グローバルテクノロジー宮崎は、教育と就職を一貫してサポートする仕組みを構築し、県内のIT事業と採用市場の活性化に貢献します。
IT事業を展開する株式会社アクロフロンティアは、スポーツやアスリートを通して、人や社会をより豊かにするべく、さまざまなスポーツ事業を展開しています。
スポーツ関連事業『JOY SPORTS』では、幅広い種類のスポーツ選手を応援しています。B.LEAGUE B1のプロバスケットボールチーム『豊通ファイティングイーグルス名古屋』の活動支援のほか、現・DEEPウェルター級王者で2021年に総合格闘技「RIZIN」に初参戦した阿部大治選手、女子総合格闘技DEEP JEWELSでDEEP女子ミクロ級、DEEP JEWELSアトム級の2冠王者の大島沙緒里選手の活動をサポートしています。
スポーツ関連事業の一貫として、日本のトップレベルでのラグビー選手をセカンドキャリア支援として自社で雇用し、幼児から社会人まで、幅広い年代を対象とするラグビーコーチとして活躍してもらっています。元ラグビー選手だったアクロフロンティア代表取締役社長のネットワークにより実現しました。また、ラグビーだけでなくITエンジニアとしてキャリアを積む道も用意され、実際に職場で活躍しています。
「CBDオイル」は近年アスリート業界でも注目されているヘンプの植物を成分とする健康オイルです。『JOY SPORTS』は、アスリートの薬物使用検査機関「BSCG CBD認証」を取得した日本初のCBDブランドです。当初はプロスポーツ選手向けに提供していた商品でしたが、一般のお客様にも提供しています。ラグビーワールドカップ2015 日本代表の山田章仁選手がスーパーバイザーを務め、“パフォーマンスの質の向上”をテーマに、アスリートを含めたすべての利用者が、より安心して摂取できるCBDブランドとして提供しています。
スポーツ事業を通じて得たさまざまなノウハウは、アクログループのエンジニア社員の満足度向上、一般利用者へのサービス提供に活用しています。
CBDオイル『JOY』は、メンタルケアを目的に社内福利厚生としてアクログループ社員向けに開発した製品です。睡眠障害・精神安定などの効果が見られ、エンジニアの仕事のストレス軽減に役立っています。その優れた効果をより広めるため社外販売を行っており、個人向けに限らず法人にも提供しています。
格闘技ジムは激しい動きで全身を動かすため、多くの筋肉を使って体脂肪燃焼効果がアップすると言われています。アクロフロンティアでは、格闘技ジムの開設を計画中です。プロ格闘家のアドバイス、サポートが受けられる本格的な格闘技トレーニングが受けられます。自社およびグループ社員であれば無料で利用できるサービスの仕組みも検討中です。
会社に勤める社員が事業を起こしたい気持ちがあっても、経営するのは簡単ではありません。一方、グループ会社の持続的成長には社員の意欲、自発的活動を支えていくことも必要です。アクログループではITの領域に関わらず若手社員の起業マインドを応援し、さまざまな支援を行っています。
例として、株式会社アクロフロンティアは2022年に若手社員が企画したアパレルブランド『Lili』の起ち上げをサポートしました。もともとファッションデザイナーだった社員の経験と意欲によって実現した新規事業です。
当社グループとしては、若手に会社経営をリアルに経験させ、経営者意識を醸成していくことで、グループ組織の強化やITサービス事業の運営に良い影響が与えられると考えており、今後も積極的に起業支援を進めます。
エンジニアにとって働きやすい職場、環境づくりは大切な選択ポイントです。株式会社アクロフロンティアは、社員の満足度の向上が期待できる「オフィスの改装」手掛ける内装工事業「JOY INTERIOR」を展開しています。オフィス改装・リノベーションに関わるプランニング、内装デザイン~施工までを一括して対応し、最適な空間作りはもちろん社内インフラも構築します。リノベーションはオフィスだけでなく、一般の中古住宅の改修も手掛けています。家族の増減などで暮らしやすい住まいに作り替えたり、住み替えたりといった要望に予算を抑えられるリノベーションで対応します。一般住宅の改修の経験を基にリモート作業が増えるアクログループ社員に対し無償で働きやすいデザイン、住みやすいデザインの提案を行います。
「ITの力で社会をアップデートする」をスローガンに、IT・Webのシステム開発、マーケティング事業を展開する株式会社Sunbornでは、社内からの発案でさまざまな社会貢献・文化支援活動に取り組んでいます。その1つに、2018年から始めている「地域振興プロジェクト」があります。
きっかけは社員の故郷、岡山県玉野市に対する想いから。地元の衰退を何とかしたいことから、自然の景観を活かしたイベントを検討していました。玉野市には、瀬戸内海国立公園に指定されている標高235mの「王子が岳」があります。巨岩や奇岩が多いことから、日本のボルダリングの発祥の地の1つとも言われています。たまたまSunbornの役員や社員もクライミングに親しんでいたこともあって、クライミングのアクティビティを目指しました。しかし単純にボルダリングイベントをやるだけでは集客が難しいことから、ボルダリングと音楽を掛け合わせたフェス『瀬戸内JAM』が企画されました。そして開催当日。いい音に溢れ、子供たちのハツラツとした声が飛び交い、笑顔は絶えないイベントになりました。
『瀬戸内JAM』は瀬戸内海の風情を活かした船旅とクライミング、加えてみんなが楽しめる音楽を組み合わせた滞在型のツーリズムとして、2022年で5年目の開催となりました。「一般社団法人小豆島クライミング協会」も稼働するなど、ますます地域との連携が進み、年を追って着実にアップデートしています。